~これからの時代に求められる「原点回帰」の家づくり~

最近、住宅業界でよく耳にするようになった「ナフサ不足」
実はこれ、家づくりに大きな影響を与え始めています。
ナフサとは石油からつくられる化学原料のことで、現代住宅にはこのナフサ由来の製品が数多く使われています。
つまり今の家づくりは、“石油に依存した家づくり”とも言えるのです。
しかし今、世界情勢や物流問題によって、その供給が不安定になっています。
その結果、住宅業界では様々な問題が起き始めています。
サイディング・コーキング不足の現実
今の住宅で主流となっている外壁材「サイディング」。
一見メンテナンスが楽そうに見えますが、実は大量の石油製品によって成り立っています。
- コーキング材
- 塗料
- シンナー
- 接着剤
これらはすべてナフサの影響を受けます。
実際に現場では、
- 外壁材の納期遅延
- コーキング不足
- 塗料不足
- メンテナンス費用高騰
が起きています。
これから先は、「建てる時」だけではなく、「修理する時」にも大きな影響が出てくるでしょう。
一方、昔ながらの「焼杉」はどうか?

ここで改めて見直されているのが、日本古来の外壁材「焼杉」です。
焼杉は、杉板を焼いて炭化させることで耐久性を高めた、日本人の知恵そのもの。
そこには、
- コーキング不要
- 石油系塗料不要
- シンナー不要
- 自然素材のみ
という大きな強みがあります。
つまり、ナフサ不足の影響をほとんど受けないのです。

しかも焼杉は、年月と共に美しく変化していきます。
「古くなる」のではなく、
「味わいが深くなる」。
これが本物の素材の魅力です。
プレカット工場にも影響が出始めている
現在、日本の木造住宅のほとんどは「プレカット工法」。
工場で木材を機械加工し、現場で組み立てる合理的な仕組みです。
しかし実は、このプレカット工場も様々な影響を受け始めています。
- 電力不足
- 部材供給遅延
- 海外機械部品不足
- 金物不足
- 輸送コスト高騰
つまり、「工場依存型の家づくり」は社会情勢に左右されやすいのです。
手刻みは影響を受けにくい

(益城町作業場 大正5年より創業109年)
一方、昔ながらの「手刻み」はどうでしょうか。
大工が一本一本の木を見極め、
- 墨付けをし
- 手で刻み
- 木を組み上げる
日本の伝統技術です。
もちろん時間も技術も必要です。

しかし、
- 大型工場に依存しない
- 柔軟な対応ができる
- 木の個性を活かせる
- 修理や改修がしやすい
という大きな強みがあります。

ユニットバスではなく「在来浴室」という考え方

今では当たり前になったユニットバス。
しかしこれも工場大量生産型の工業製品です。
そのため、
- 半導体不足
- 工場停止
- 輸送遅延
- 部材不足
の影響を受けやすくなります。

一方、昔ながらの「在来浴室」は、
- タイル
- 木
- 左官
- 造作
によって現場でつくり上げるお風呂です。
職人の技術でつくるからこそ、
- 修理しやすい
- 長持ちする
- 自由度が高い
- 味わいが出る
という魅力があります。
造作家具という「地域で完結する家づくり」
洗面台や収納、家具も同じです。
既製品に頼れば頼るほど、供給不足の影響を受けます。
しかし造作家具であれば、
- 地域の木材
- 大工技術
- 建具技術
- 左官技術
によってつくることができます。
つまり、「地域の職人で完結できる家づくり」なのです。

原点回帰こそ未来の家づくり
便利さと効率化を追い求めてきた現代。
しかし今、その便利さが逆にリスクにもなり始めています。
だからこそ、今見直したいのが、
- 焼杉
- 手刻み
- 在来工法
- 自然素材
- 造作
- 職人技術
という、日本人が昔から大切にしてきた知恵です。

「工業製品に依存しすぎない家」
だと思っています。
そしてそれは、単なる“昔の家”ではありません。
むしろ、未来を見据えた家づくりなのです。
最後に
ナフサ不足は、単なる材料不足ではありません。
それは、
「本当に持続可能な家とは何か?」
を私たちに問いかけているように思います。
家は、建てることが目的ではなく、
守り、直し、住み継いでいくもの。
だからこそ私は、
これからの時代に必要なのは「原点回帰」だと考えています。
昔ながらの先人の知恵の中にこそ、
未来を生き抜くヒントがあるのではないでしょうか?
今回の世界恐慌は人類への問いかけだと思います。
だからこそ、世界中で力を合わせて団結して幸せになる生き方が大切だと思います。
【人生理念】愛・情熱・感謝・素直
【人生ビジョン】人の可能性に火をつけ縁ある人を幸せに導く漢

【一生大切にしたい愛着のある家】
先代は宮大工に始まり大正5年より創業100年以上、日本の伝統工法である「手刻み工法」を頑なに守り続けております。ですから村田工務店の家づくりは年間12棟しか建てることが出来ません。工場加工によるプレカットではなく、職人が一本一本手間暇をかけて刻む「手刻み」だからです。目には見えませんが職人の想い・魂が木材に刻まれ、それがカタチとなり、そこに住んで頂くご家族の思い出を刻む、そのような家づくりが村田工務店の家づくりです。だから、使う度に職人の顔が浮かぶ程の一生大切にしたい愛着のある家となります。その理念に共感して頂けるお客様がいらっしゃいましたら是非、お問い合わせ下さい。
有限会社 村田工務店(創業109年)
代表取締役(四代目)



