「ナフサショック」が住宅業界に与える本当の影響

最近、お客様との会話の中で増えているのが、
「家の価格って、まだ上がるんですか?」
「今は様子を見た方がいいですよね?」
というご相談です。
確かにここ数年、住宅価格は大きく上昇しています。
木材価格の高騰、住宅設備の値上げ、物流コスト、人件費、職人不足…。
そして今、住宅業界では新たなキーワードとして
“ナフサショック”
が大きな影響を与え始めています。
そもそも「ナフサショック」とは?
このナフサ価格が高騰すると、住宅に関わる多くの製品価格が上がります。
例えば…
- 断熱材
- 配管
- ビニールクロス
- 接着剤
- 塗料
- 樹脂サッシ
- 外装材
- 住宅設備部材
つまり、
“石油を使うもの全般”
に影響が出るのです。
住宅業界は木の家に見えて、実は非常に多くの石油製品に支えられています。
そのため、ナフサ価格の上昇は、住宅価格全体を押し上げる大きな要因になります。
「そのうち安くなる」は本当なのか?
多くの方が、
「今は高いから、数年待てば下がるかも」
と考えます。
しかし現実はどうでしょうか?
- 職人不足
- 円安
- エネルギー価格上昇
- 建築基準の性能強化
- 人件費上昇
これらは一時的というより、
“時代の流れ”です。
特に日本の住宅業界は、職人の高齢化が深刻です。
つまり今後は、
「材料費」だけでなく、
“技術費”も確実に上がっていく時代。
創業100年を超える工務店として、これから先、
「昔の価格に戻る」
可能性は低いと感じています。
今、“建てるべき人”とは?
① いつかは建てたいと思っている人
実は一番危険なのが、
「いつか建てたい」と思いながら何年も先送りすることです。
その間に…
- 家賃を払い続け
- 住宅価格が上がり
- 金利も上がる
可能性があります。
例えば月10万円の家賃なら、5年で600万円。
さらに建築費が500万円上がれば、合計で大きな差になります。
② 土地を持っている人
特に、
- 実家の敷地
- 相続予定地
- 所有地
がある方は、建築費上昇の影響を受けても、全体予算を調整しやすい。
土地価格の高騰リスクを避けられるのは大きな強みです。
③ 光熱費まで考えられる人

今後は、
「建てる時の価格」だけでなく、
「住んでからのコスト」
が非常に重要になります。
例えば高断熱住宅は、初期費用は上がります。
しかし、
- 電気代
- 冷暖房費
- 健康
- 快適性
に長期的な差が出ます。
これからの時代は、住宅性能そのものが“資産価値”になります。
逆に、“待つべき人”とは?
① 焦っている人

「今契約しないと損ですよ!」
という営業トークだけで決めるのは危険です。
家づくりは、人生づくりです。
- 誰と建てるのか
- どんな暮らしをしたいのか
- 何を大切にするのか
ここが曖昧なまま建てると、価格以前に後悔します。
② 予算に余裕がない人
住宅ローンは、
“借りられる額”ではなく、
“安心して返せる額”
で考えるべきです。
これからは金利上昇リスクもあります。
無理な資金計画は、暮らしそのものを苦しくします。
③ 「安さ」だけを求める人

今後は特に、
“安さ重視の家”
のリスクが大きくなると感じています。
価格を下げるために、
- 性能
- 耐久性
- 断熱性
- メンテナンス性
が削られるケースが増えるからです。
結果として、
- 光熱費が高い
- 夏暑い
- 冬寒い
- 修繕費がかかる
という未来になりやすい。
最後に
本当に大切なのは「価格」より「価値」
しかし大事なのは、単純に
「高いからやめる」
ではありません。
- なぜ家を建てるのか?
- どんな暮らしをしたいのか?
- 家族とどんな時間を過ごしたいのか?
そこが明確な人は、価格変動に振り回されません。
家とは単なる“商品”ではなく、
家族の命と人生を守る場所です。
だからこそ今の時代は、
「安く建てる」よりも、
「長く愛着を持てる家を建てる」
ことが、何より重要なのではないでしょうか。
【人生理念】愛・情熱・感謝・素直
【人生ビジョン】人の可能性に火をつけ縁ある人を幸せに導く漢

【一生大切にしたい愛着のある家】
先代は宮大工に始まり大正5年より創業100年以上、日本の伝統工法である「手刻み工法」を頑なに守り続けております。ですから村田工務店の家づくりは年間12棟しか建てることが出来ません。工場加工によるプレカットではなく、職人が一本一本手間暇をかけて刻む「手刻み」だからです。目には見えませんが職人の想い・魂が木材に刻まれ、それがカタチとなり、そこに住んで頂くご家族の思い出を刻む、そのような家づくりが村田工務店の家づくりです。だから、使う度に職人の顔が浮かぶ程の一生大切にしたい愛着のある家となります。その理念に共感して頂けるお客様がいらっしゃいましたら是非、お問い合わせ下さい。
有限会社 村田工務店(創業109年)
代表取締役(四代目)



