会社概要

村田工務店について百年受け継いできた家づくりの魂を
次の百年に継承していくために

大正5年に創業して以来、村田工務店が守り、受け継いできたのは、厳しいながらも誇り高い宮大工の伝統です。プレカットによる工期短縮や、効率化、コスト削減が求められ、それがいつしか家づくりの主流となりましたが、その時代の流れにのることなく、頑なに大工による”手刻み”工法にこだわり続けてきたのは、この創業から受け継いできた誇りがあったから、と言っても過言ではありません。設計図をもとに家づくりに必要な材料を切りだす、という同じように見える作業でも、機械で行うプレカットと、大工の手による手刻みでは大きな違いがあります。

それは、手刻みに刻まれる職人の魂です。工期短縮、コスト削減だけに注目すれば、圧倒的にプレカットが優位にあります。ただ、村田工務店の手刻みへのこだわり、家づくりの姿勢に共感してくださり、「ぜひお願いしたい」と言ってくださるお客様が後を絶たないのも事実です。機械化、効率化だけではなく、人の手による温もりのある技術を求めている人がいる限り、私たちはこの技術を守り、受け継いでいく使命を果たすべきだと、さらに強く感じます。現在は、手刻み工法で家づくりを行っている工務店は、全国で10％程度。今後、その技術を絶やさないためにも、一軒、一軒、これまでと同様に真心をこめた家づくりに取り組みながらも、情報を発信しつづけていきます。それが、日本の伝統文化ともいえる、大工の技術を継承していくことにつながると考えています。