私は今回、「できる上司」と「ダメ上司」の習慣、と言う本を読みました。
自分自身、主任という役職を与えられて、二人の部下、
そして現場で指示をする協力業者の人達もある意味部下という
立場だと思い、人の上に立つことについて参考に成れば、と思い
この本を選びました。
一番初めに書いてあったことなのですが『出来る上司は自分をスターだ
と思い、ダメ上司は普通の人だと思う』とありました。
上司としてこうあるべきである、こうありたい、と思う事が自分を育てる
つまり上司と言う立場が人物を創るのです。
例えばテレビ等に出ている芸能人などは、見られているという意識で
魅力的になっていくそうで、会社で置き換えてみると、
できる上司は「尊敬される上司」という役になりきって、
そのことで自分を成長させていかないといけません。
この項目の中で特に印象に残ったのが上司は「天と部下はいつでも
しっかり見ている」と考え、自分を律することが必要という言葉です。
次に『できる上司は部下に動かされ、ダメ上司は部下を動かす』
とありました。これはどういう事かというと、上司が日常頃
指示ばかりして「部下を動かしている」と部下の考える習慣を
奪ってしまうという事です。確かに、支持をすることは大切ですが、
ある程度は部下に任せる度量というのも必要なんだな、と感じました。
上司が言う「部下が使えない」という言葉は、
「私は部下を育てていない」と言うのと同じだともこの本の中に
書いてありました。
もう一つ深いなと感じた内容があったのでご紹介します。
『できる上司は部下をお客様と考え、ダメ上司は部下を身内と考える』
部下というのは上司の指揮下にあり、上司が上で、
部下はやはり立場上、下にはなります。だから上司には、どうしても
部下に対して所有感のような感情がうまれてしまうのです。ですが
上司は役割上、部下を預からさせてもらっているだけで、
部下という存在があって初めて「上司」となれるので。
日常頃、建てている家というのは、自分の家だと思って現場を見ろと
私も上司から言われているのをふと思い出しました。
実は部下に対しても同じで、誰でもお客様にはぞんざいな言葉などは
使ったりしません。身内だと思うから言葉に気を使わなくなったり、
ワガママになったり、理不尽な態度をとったり出来るのだと思います。
部下がいてくれるだけでありがたいと、いう気持ちで接するばきだと
思いました。
人の上に立つという事は大変です。誰からもお手本にされるような
生き方をせねば、と思いました。まだまだ、若輩者で、学ぶべきことが
沢山あります。
2014年も初心を忘れず、謙虚な姿勢で仕事に取組みます。