五体不満足の著者としても、知られている乙武さんの笑顔の表紙に
ひかれてこの本を手に取りました。
その本の中で、乙武さんは、生まれつきの障害を受け入れ、苦しむこと無く
明るく人生を歩むことが出来た理由として「自己肯定感」という言葉を使って
説明してありました。
自分は大切な存在だと気付き、自分自身を認め愛する気持ちを持つこと
つまり、自己肯定感を持つ事が人生の支えになっているとの事です。
その気持ちが育まれてきた要素として次の事が挙げられていました。
一つ目は、両親から愛され認められてきた事。
二つ目は、自己現実の機会(成功体験)の積み重ね。
乙武さんのご両親は、障害を知った時、一生ベットで寝たきりの人生を送るだろうという
思いからスタートした子育てだったので、乙武さんがするすでての事が喜びでしか無かった。
だから褒める育児の実践が出来たと振り返っておられます。
そして、乙武さんは、手助けをしてもらった記憶が無いとの事です。
両親の手を出されないで、見守る勇気とチャレンジする機会を与えてもらった
両親に感謝していると書かれています。
この本を読んで私自身を振り返るいいきっかけになりました。
さらに育児では子供たちに望みすぎていないどろうか?
褒める育児が出来ているだろうか?と・・・
教師としての経験を経ての言葉に
親が子供を愛するのは、あたりまえと親の側は思っているが、子供は、親になった
経験が無いのだからそのあたり前が通用すると思うのは間違っているとありました。
私も、子供たちにかけがいの無い存在である事、愛している事を言葉で伝える事の
大切さを改めて考え直しました。
自己肯定感を、私自身の中にも育てていく必要があるという事、そして、これからの
二人の子供達の人生の支えとなる自己肯定感を母として、育んでいきたいと思いました。
村田 幸