世の中には「高いからいい」という人もいます。
高いから安心、高いものを手に入れたからあの人は優れている
などと人の価値観をお金に置き換える人もいるようです。
そういうタイプの人は高いものを手に入れることで
ひとつのゴールだとみて一時の達成感に酔って自分を
見失ってしまう事があります。家づくりにも当てはまると思います。
名前を聞けば使命がすぐに思い浮かべる大手ハウスメーカーで
立派な展示場を用意してこんな家に住みたい。
誰でも一時的な夢に浸れるはずです。
大手のハウスメーカーで建てたとなれば周囲に対しても
一種の自慢にもなりますし、実際にルィヴィトンのバックや
高級車を手に入れると同様で大手のメーカーと契約する
お客様もいるようです。ただこれだけは言えます。
大手メーカーであっても実際に施工して携わるのは2次・3次請けの
大工さんの場合もあります。では大手メーカーと工務店の違いは
結論から言えば、ハウスメーカーは規格化されて誰が建てても
同じような住宅が建てられるという事です。
でも工務店は違います。大工さんが手刻みでお客様との
共同作業でつくり上げる「家」なのです。工務店のお客様は会社の
規模の大きさではなく、最終的には社長・社員の人格を見定めて
選ばれるのです。そして施主様との関係は引渡しが最後ではなく
その後が新たなスタートになるのです。
家づくりはお客様と工務店の共同作業で仕事を通して
単なる商売ではなくお客様の思い入れに「共感」をもちながら
住まいづくりのお手伝いをしていきたいと思います。