大工と言う職業は、会社組織の内でどのような
リーダーシップをとれるのかと思い、この本を手に取りました。
リーダーとはあくまでも役割であって偉いわけでも
価値が高いわけでもありません。
一つの家を造り上げていく中で初めの段階での打ち合わせには
大工は立ち合いませんが、お客様が現場に足を運んでもらった際に
出てくる要望や気持ちをくみ、その段階で対応できることは
会社との連絡係にもなり出来るだけ期待にそうよう
仲間と共に考え行動できると思います。
仲間の中にも、色んな考えを持った人がいますが
その仲間達と試行錯誤しながら指揮をとって、
多様な家を造り上げていく役割があると思います。
工場で造られた部材を順番通りに組み立てる仕事ではなく
中も屋会社と打診しあい家を造り上げて行き、
お客様の希望以上の物が出来上がった時、お客様の喜びが
チーム達成感が組織としての向上にも繋がります。
棟梁として任される家では墨付けで間違えはないかと何度となく
確認し夢にまで出る時があります。
これからも今の自分に満足することなく向上心を持ち
お客様と、自分にとって最高のもの造り上げていきたいです。