なぜ今、村田工務店は古民家リノベーションに本気で取り組むのか

(熊本市中央区黒髪I様邸 築120年)
こんにちは。
村田工務店四代目の村田英樹です。
私たちはこれから、「古民家リノベーション」を村田工務店の大きな柱の一つとして育てていきます。
その理由は、単なる事業戦略ではありません。
創業110年の工務店としての使命があるからです。
熊本地震で私の自宅は全壊した

2016年4月14日、16日。
熊本地震が発生しました。
震源地である益城町に住んでいた私は被災し、自宅は全壊して倒壊しました。
それまで当たり前だった暮らしが一瞬で失われました。
家族の命は助かりましたが、「家」がなくなるという現実は想像以上につらいものでした。
工務店として復旧復興に携わる中で、私の中に強く刻まれた信念があります。
「家は命を守るもの」
ということです。
地域の宝が次々と失われていった


しかし私にはもう一つ忘れられない光景があります。
それは、地域の古民家が次々と解体されていく姿です。
築100年を超える立派な古民家。
太い梁や柱。
今では手に入らないような良材。
先人たちの技術と想いが詰まった建物です。
お客様はこう言われました。
「もう古いから仕方ない」
「地震で傷んだから建て替えるしかない」
「こんな家は直せないでしょう」
私はその度に思いました。
本当にそうだろうか、と。
「直せない」のではなく、「知られていない」

もちろん全ての古民家が再生できるわけではありません。
しかし実際には、再生できた可能性のある古民家もたくさんありました。
問題は、
「直せない」のではなく、
「直す技術があることを知られていない」
ことです。
今の住宅業界はプレカットが主流です。
古民家再生には、
木を読む力
構造を理解する力
そして職人の経験が必要です。
「ここしかない」と言っていただけたお客様

以前、築120年以上の古民家を再生されたお客様がいらっしゃいました。
そのお客様は長年、
「先祖から受け継いだ古民家に住みたい」
という夢を持たれていました。
しかし、
「本当に実現できるのだろうか」
と悩み続けておられました。
そんな中、私たちが手掛けた古民家再生の完成見学会に来場されました。
そして、
「リノベーションをお願いするなら、ここしかない。」
と決断してくださいました。
完成後には、
「思い描いていた以上の家になりました。」
という嬉しいお言葉をいただきました。
さらに、
「100年先まで住み継いでいける家づくりをしていただきました。」
という言葉までいただきました。

お客様の声
2年間探し続けてたどり着いた工務店


阿蘇のお客様は熊本地震で半壊判定を受けたご自宅を残したいと考えておられました。
しかし、大規模な古民家改修を引き受けられる会社が見つからず、2年間探し続けられたそうです。
そしてホームページで村田工務店を見つけてくださいました。
完成後、
「改修して本当に良かった」
「冬でも暖かく快適に過ごせた」
という言葉をいただきました。

お客様の声
100年前の棟梁から、次の100年へ

古民家再生とは、
単なるリフォームではありません。
100年前の棟梁から受け継いだ技術を、
次の100年へつなぐ仕事です。
創業110年。
手刻みを守り続けてきた村田工務店だからこそできる仕事があります。
私たちが本当に残したいもの


私は熊本地震で自宅を失いました。
だからこそ家の大切さがわかります。
そして地域の古民家が失われていく姿も見てきました。
その度に思うのです。
家とは単なる建物ではない。
家族の思い出であり、
人生そのものであり、
世代を超えて受け継がれる大切な場所なのだと。
だから私たちは古民家を再生します。
古いから残すのではありません。
価値があるから残すのです。
そこに家族の歴史があり、
先人たちの想いがあり、
未来へ受け継ぐべき物語があるからです。
住むほどに味わいが増し、
年月とともに愛着が深まり、
家族の思い出が刻まれていく住まい。
私たちがつくりたいのは、
「一生大切にしたい愛着のある家」です。




