この本には、四国の貧しい家の11人兄弟の長女として、生まれた著者が
いくつもの困難にぶつかった時に、何を考え、どのようにそれを乗り越えて
きたかという事が書いてありました。
著者が中学生だった時に、父親がお金に困り、一家心中を口にした時
家族を助けたい一心で夜中に1人でお金を貸して下さいと懇願した時に
『あなたのお父さんは言った事に責任が取れない人だからダメだ』と断れます。
本の中で、私は村一番のお金持ちから、責任を取るという事を教えてもらいました
とあります。
どんなに辛く、みじめな気持で、 人生を恨みたくなる様な状況の中で
教えてもらったと思う事ができる著者の考え方がすばらしいと思いました。
そういう考え方をしていけば、もっと人生をプラスに発展させて行く事が出来るの
だと、私の促え方との違いに気付きました。
言葉と心と行動を一致させる事の大切さを、心のパズル合わせと称して
その実践によって、きちんとした答えが出るという事を体験を著に綴ってありました。
つまり、心の中でやろうと思った時は、そのままの心のパズルをきちんと合わせ
実行すれば、心が満足し、それが大きな力となるという事です。
今年のスタートに読んだこの本で感じた事は、会社においても、家庭においても
一日一日を大切に、やろうと決めた事は素直に確実に実行に移すという事を
実践していきたいという事です。
そして、もう少し広い視野で、物事を見るという心を養っていきたいと思いました。
村田 幸