三人の子供をもつ私は、日頃、子供を叱る事が多々あります。
特に、小学生に成る息子は、親の言うことに反抗してきたりもしますが、時には
三歳児かのように泣いたり、甘えたりたりします。
色んな事を理解できる年齢でもありますが、まだまだ子供だと感じることがあります。
そんな息子に対し、叱るときには「何回言えばわかるんだ。」「ちゃんと聞いているのか。」
「ああしろこうしろ」と口うるさくいうことがあります。
こうしなさい、ああしなさいと言う方ではなく自分はこう思うが、相手はどう思いかと、
提案・質問する形をとってみたり、子供を抑えつけず自分の判断で行動を決定させたり
することが大切だと感じました。
親の感情で物事を言ったり、指示ばかりすことは、将来、子供が大人になったときに
指示されなければ行動ができないようになるのではないかと思いました。
「何回も言っているのに」とか、「聞いているのか」と腹を立てていましたが、
「また言っている」とか、長々と言いすぎて、そもそも何を言われているかさえわからないという
悪循環になっていたことに気づきました。
まず、なぜ叱られているのか受け止めることができないと、次から、また言っていると竹輪耳に
なったり、叱られないように叱られないようにと回避するようになったり、嘘をついてのがれたり
ごまかさなければならない状況をつくってしまうのだと感じました。
この叱る知恵を読んで、私は一方的に物事を言ったり、有無を聞かず感情的になっていたと
反省すると同時に叱り方にも色々な方法、対処法があるのでとわかりました。
仕事で帰りが遅く、子供と接する時間はごく少なくかぎられていますが、
その短い時間でもしっかりと向き合っていきたいと思いました。
これは、子供に対してのみだけではなく、日頃、色々な人と関わりを持っていく中でも、
一方的に自分の感情、考えを押し付けるのではなく十分にコミュニケーションをとり、
相手はどうなのかと、考えながら円滑に人間関係を築いていければと感じました。
大工 木村 優一