こんばんは。鉋の腕がなかなか上達しない大工の飯干です。
台風が近づいて風が出て来てますね。
台風で被害が出ないと良いですが。
明日、棟上げ予定だった御船の現場も延期になってしまいました。
今日は、完成見学会で見る事の出来ない壁の下地などの説明を少ししたいと思います。
今、進めてる現場が省令準耐火構造で断熱材がデコスドライ(新聞紙を細かくしたセルロースファイバー)の仕様になってます!
①がファイヤーストップと言って、もし火災が発生した時に、炎が壁に回って天井裏や隣の部屋に回るのを遅延させる役割があります。
ちょうど壁から天井の堺目になる所に入れてあります!
まぁ火災が起きないのが一番良いんですが!
そして②がエアコンを取り付ける金具の下地です。
エアコン以外でも、手すり、下駄箱などを取り付けたり、家具などを壁に固定したい時なんかは下地の合板を入れておきます。
外部壁に面してる部屋内の壁に下地を入れたい時は、早めに監督または大工にお申し付け下さい!
断熱材の施工が終わると、下地が入れれなくなります!
そして③がデコスドライを詰め込んだ時に膨らんで来るのを少しでも軽減する為の胴縁(どうぶち)です。
デコスドライの新聞紙が入った後の様子がこちらです。
こっちのポッコリしたのは、幸せが詰まってるようです!
少し膨らんでますが、押さえながら撫でると引っ込むので、その後に壁のボードを張っていきます。
お腹の方は撫でたけど、引っ込みませんでしたがf(^_^;)
デコスドライは少々、お値段は張りますがグラスウール材とかよりかなり断熱性能に優れてて、気密性も高いので光熱費が安くで済むと思います!
現場で仕事してても、デコスドライ施工前と後では違いを感じるぐらいです!
吸音効果もありますよ!
まぁ、口で言っても良く分からないと思うので、完成見学会に足を運んでいただいて、自分の体で体感していただくのが一番かと思います!
もう台風は大丈夫です!多分……。
一応、警戒はしておいて下さいm(_ _)m
では、また次回。