古民家に新しい命を吹き込む
手刻みのリノベーション

伝統の手刻みの技術を活かした村田工務店のリノベーション。
目指しているのは、家に宿る魂に新しい命を吹き込む「古民家の再生」です。
魂を込めた手刻みの家に、ご家族の想いが刻まれていきます。

百年品質だからできる
手刻みの古民家再生

創業100年を超える村田工務店は、宮大工に始まる手刻みの技術を守りつづけてきました。だからこそ、築100年以上の家のリノベーションにも対応できるのです。私たち「チーム村田」には、家づくりに対する熱い思いがあります。私たちが目指すのは、先人が建てた家に新しい命を吹き込み、よみがえらせる古民家の再生です。「古民家再生なら村田」と信頼される存在になり、お客様の大切な家を次の世代へと伝えていくことが私たちの願いです。

代表取締役 村田英樹

築111年の
古民家を再生

明治期に建てられた築111年の古民家の再生。
村田工務店が創業100年を迎えた2017年に取り組んだ一大プロジェクトをご紹介します。

手刻み工法の
リノベーション

曽祖父が建てた築111年の家のリノベーションを村田工務店に託した岩下知幸さん・由紀さんご夫妻。村田工務店との出会いは、チラシを見た由紀さんが、完成見学会を訪れたのが始まりです。「入った途端に木の香りがして、家の間取りも家事動線もよくて、すてきだなあと思いました」

当時、村田工務店はリノベーションを行っておらず、知幸さんと由紀さんも建て替えを視野に入れていました。それから2年ほど経った2016年、熊本地震が発生。家の外壁は割れ、傾きはしたものの、構造部分や瓦は無事でした。「築100年以上の家でしたので、想いや歴史というものをひしひしと感じていました。私の代で無くしてしまうよりも、あと100年、子どもや孫の代まで引き継いでもらえたらという気持ちが強くなりました」と知幸さんは振り返ります。

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ちょうどそのころ村田工務店はリノベーション事業に乗り出していました。「この家の工事はどこでもできるものではないだろうと思っていました。調べてもらうといろいろなところが傷んでいることが分かり、中途半端なリフォームをするよりも、悪いところはすべて替えてもらって、きちんとした家にしたほうがいいと思うようになりました。そして、それをできるのは村田工務店しかないという直感がありました」と由紀さんは話します。

村田工務店では創業100年をこえる今も、昔ながらの手刻みの技を守りつづけています。築100年を超えるような古民家の再生は、宮大工の伝統を受け継ぐ村田工務店だからできるのです。

「『柱や梁など、今は探してもこういう材料はありません。これを壊してしまうのはもったいないですよ』と村田社長に言われて、その言葉も大きかったですね。社長のパワーというか情熱に圧倒されました」と知幸さん。

村田もまた、この家を目にし、心を動かされます。「『この家が倒れなかったのは、111年前に手がけた棟梁の魂が眠っているんですよ。倒れないという想いがあるので、ぜひ再生してあげてください』とお伝えしました」

村田工務店の歴史に残る大事業となりました。

現代の技術で快適な住まいに

通常、リノベーションの見積もりには時間がかかりますが、村田工務店ではシミュレーションソフトを使い、その場で概算見積もりを提示します。その後の打ち合わせを経て、具体的な工事プランをつくっていきます。

岩下家の場合も、家族の希望や夢がプランに盛り込まれました。「家の姿は残したかったのですが、昔の家は使い勝手がよくないので、昔の形を残しながら住みやすくなるように提案してもらいました。若い時からほしいと思っていた薪ストーブを設置し、前にふさいでしまった土間も新たに作ってもらいました。私たちが小さな時には土間でいろいろなことをやっていたので、夕涼みをしたり、くつろげるスペースにしたいと思っています」

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村田工務店では現場監督が営業や設計、工務やコーディネーターの役割を兼ね、一貫して家づくりをサポートします。岩下家の現地調査では現場監督の永田が床下に潜って調査し、基礎に問題があることが分かりました。解体は手作業で行い、構造体だけになった家をジャッキで持ち上げ、基礎工事を行いました。家を持ち上げるまでに1週間、下ろすのに2週間かかるという大がかりなフルリノベーションになりました。

築111年の家は知幸さんのご両親が住んでいたもので、同じ敷地内に家があった知幸さんと由紀さんは、工事の様子を間近で見ることができました。「担当の永田さんや大工さんたちの技術もさることながら誠実な対応も印象に残っています。現場もきれいで仕事が丁寧。細かな要望や変更にもすぐに応えていただきました」

大切な家を100年先の未来へ

村田工務店が取り組むのは、一般的なリフォームやリノベーション工事では難しい古民家の再生です。リノベーションの目的は、古い家を現代の暮らしに合わせてよみがえらせること。耐震補強や断熱改修工事を行うことで、昔の家の姿を残しながら、安全で快適な住環境が実現しました。

「当社の一番の強みは、経験豊かな大工の技術です。柱を取って大きな梁を入れ、古い材料を加工して別の場所に使いましたが、手刻みの技術を持つ大工がいるからできることです。昔の高い技術に触れることができ、私たちにとっても貴重な経験になりました」と永田は話します。

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「新しい家では使われないような木の良さを次の世代に伝えたいと思い、できるだけ木が見えるデザインをお願いしました」という希望に応え、生まれ変わった家では黒光りする古材の柱や梁が存在感を放ちます。

「昔の家の材料をできるだけ活かすことを心がけました。古い材料を再利用して使うことがリノベーションの良さだと思います」という永田は、天井板や床板を加工し、玄関の敷台や壁板に使うなど、大工とともにさまざまな工夫を凝らしました。

夜になるとライトアップされる中庭も見どころの一つです。家の工事に合わせて庭づくりも手がけ、植木や石灯籠なども元の庭にあったものを使っています。

「リノベーションした家には、新築とはまたひと味違った落ち着きがあり、あたたかみや懐かしさを感じます。家族が一カ所に集まることが多くなりました。断熱性がよくなり、冬でも暖かく、以前に比べて電気代もかかりません。家事動線も使いやすくなっています。あの家がここまでよくなるとは想像以上でした。村田工務店にしかできない工事だったと思います」と岩下さんご家族にも満足していただけたようです。

家は適切なメンテナンスをすることで、長く住み続けることができます。リノベーション後はアフターサービスとして定期的に検査を行い、不具合があればその都度対応します。

100年以上受け継がれてきた家に、さらに100年先まで住んでいただけるように。魂を込めた手刻みの家に、お客様の想いを刻み、次の世代に伝えていく。そんなお手伝いができればと私たち「チーム村田」は願っています。

「思い入れのある家を
次の世代へ引き継ぐために」

リノベーションには新築と違う難しさがあり、工期が長くなる場合もありますが、家に携わる時間が長い分、大工さんやさまざまな職人さんたちの思いも深くなると感じています。機能や見た目だけでなく、構造など見えない部分にまで気を配り、長く住み続けることのできる丈夫な家をつくります。

人は家に守られていますが、人もその家を守り、育てていくものです。大切な住まいと長く付き合っていくために、リノベーションがあるのだと思います。お客様の思い入れのある家を次の世代へと引き継ぎ、喜んでいただけるようなリノベーションに取り組んでいきます。

現場監督 二級建築士 永田 匠

ここがちがう!
村田のリノベーション

経験豊富な大工

宮大工の技術を受け継ぎ、手刻みの技術を持つ大工だから、古民家の再生にも対応できます。

伝統の手刻み工法

手刻みの技術を活かし、古い材料を加工して使います。

新築で培った建築技術

新築で培った現代の技術を用い、耐震性や断熱性を高めます。

その場で概算見積もり

シミュレーションソフトで、その場で概算見積もりを提示できます。

一貫したサポート体制

現場監督が営業・設計・見積もりなどの役割を兼ね、一貫してサポートします。

家を守るアフターサービス

リノベーション後は定期的な点検やメンテナンスを行います。

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