現在、介護を必要とする方、もしくは、これからその可能性がある方にとって、どこで介護をしてもらえるのか? とても不安な方も多いと思います。 そこで、選択肢の一つとして考えられるのが「介護住宅」です。村田工務店では、新築時やリノベーションのタイミングで、将来を見据えて介護住宅の考え方を取り入れることも大切だと考えています。
超高齢化社会になると言われて久しい昨今。要介護度3以上に認定された方が入る「特別養護老人ホーム」は、慢性的な入居待ち状態です。入居を待つ間、私設の老人ホームやグループホーム、デイサービスセンターなど、民間の介護施設で過ごす方が増えています。こうした施設がパンクしないためにも、自宅で過ごせる方は自宅で快適に暮らすことが、選択肢のひとつとして求められています。
ヒートショックとは、急激な温度変化で体に悪影響がでる症状のことです。冬に寒い室内から熱い湯船につかることで、意識を失い溺死してしまう家庭内事故が、数多く発生しています。ヒートショックにより、全国で年間約17,000人が亡くなっていると推計されています。その大半が高齢者による死亡事故です。これを防ぐには、住宅性能を高め、隅々まで温度差が無い快適な住空間をつくる必要があります。
元気なご老人が増えているとはいえ、高齢者になると若いころに比べて、家にいる時間が長くなるものです。そのため、若い時以上に家にいる時の快適さなど、ストレスのない住環境が必要不可欠です。先に説明した温度変化のない住環境に加え、段差のない車いす対応などの、バリアフリー設計が重要となります。
プランは一例ですが、約25坪の2LDKです。設定は、夫婦2人暮らし。配偶者のどちらかが要介護もしくは、介護必要を想定しています。直接車椅子で部屋に入れるようにスロープを配置。トイレや洗面化粧室は車椅子で入れるように広く設けています。部屋は別々に設けてありますが、一緒に住める広い1LDKでも対応可能です。 また、新築ではなく既存の住宅を介護用にリフォームすることもあるかと思います。その際は現地を調査して間取りプランや見積もりをご提案いたします(無料)。